インプラント

大塚歯科クリニックの歯科インプラント治療

インプラント治療写真

院長の大塚は平成4年(1992年)からインプラント治療を始めました。自衛隊勤務を経て平成13年新小岩で最初のクリニックを開業してから7年後、インプラントオペ室を備えた分院としてのクリニックを新たに開設し、レントゲン撮影・歯科CT撮影、専用シミュレーションソフトを活用した診査診断で歯科インプラント治療を続けています。

歯科インプラント治療とは、顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を被せて天然歯と同じような機能を回復する歯科治療です。

入れ歯のような違和感もなく、ブリッジのように健康な歯を削る必要もありませんが、公的な保険制度外の自由診療(自費治療)のみとなります。

日々の診療で「自分は骨が弱いからインプラント治療ができない」または「高齢だからインプラントは不安だ」というお話しに接することがあります。しかし…このような歯科インプラント治療に不安に感じていらっしゃる方こそ遠慮なさらず、大塚歯科クリニックにご相談頂きたいと願っております。

歯科インプラント治療の情報

提供する歯科インプラント

大塚歯科クリニックではストローマン社、ノーベルバイオケア社の歯科インプラントを採用しています。

 

STRAUMANN® ロゴ ※STRAUMANN®は、スイスのバーゼルを本拠地とし、インプラント歯科学、修復歯科学、口腔組織再生の領域のグローバルリーダーです。
ストローマン社の歯科インプラントは科学的根拠と、インプラントの歴史そのものに裏打ちされた高品質な製品です。そのため高価格帯となりますが、患者さんのご希望である快適に噛め、美しく、できるだけ長もちする歯科インプラント治療というご希望に対して、大塚歯科クリニックの第一選択となります。また、国内外の競合製品にはパテントの切れたストローマン社の歯科インプラントのクローンとも言える製品もみられるほどです。
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ノーベルバイオケア‗ロゴ ※ノーベルバイオケアは、インプラントを中心とする歯科修復分野における世界的なリーディング・カンパニーです。
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歯科インプラント定着率(骨の結合率)

約81%~約96%

※出典 (口腔インプラントの生存に関する疫学調査:オッセオインテグレーションの獲得と維持からみた評価)

※何らかの理由で歯科インプラントが定着しない場合があります。その場合は早期撤去し、無償で再度歯科インプラントの埋入手術を致します。

歯科インプラント治療の特徴

大塚歯科クリニックの特徴

大塚歯科クリニックの歯科インプラント治療は、初診時・治療前のカウンセリング、精密検査後の診査診断とコンサルティングを通して、患者さんご自身による意志決定に至るプロセスを大切にしています。

院内で歯科用CT撮影をはじめとして、パノラマレントゲン撮影、口腔内診断のすべてをおこないますので、地域病院でのCT撮影など患者さんのご面倒をおかけすることはありません。

二人の歯科医師による相互確認

採得したデータ解析、手術シミュレーション、歯科インプラントの治療計画の立案には阪大発のベンチャーである iCAT の歯科インプラント専用のソフトウェアを使用します。

そのうえで院長の大塚、日本歯科大学 インプラント科 教授である柳井 智恵先生によるディスカッションを経て、より理想的で長期予後の望める治療計画を策定していきます。

歯科インプラント手術も、歯科医師二名による相互確認と適所での担当によりおこなわれます。歯科診療所の手術では歯科医師一名でのオペが一般的ですが、この考え方には反対の立場です。歯科インプラントは視野が限られ、立体的な平行性や埋入方向骨や歯肉の取り扱いには多くの経験と集中力が必要であり、歯科医師ひとりでは対処しきれない症例が多数存在します。インプラント手術はれっきとした口腔外科の手術なのです。

医科における外科手術では、医師二名体制はリスク管理として当然のことで、医療の基本的体制と言えます。大塚歯科クリニックでは、歯科インプラントにおいても外科手術の基本を疎かにせず、歯科医師二名、歯科衛生士、助手という万全の体制で、歯科インプラント手術を希望される患者さんをお迎えします。

ガイドシステムの活用

特に骨量が少ない、下顎神経との距離が近いなどデリケートなケースでは、ガイドシステム(サージェリーガイド)を推奨し提案しています。

大塚歯科クリニックでは、一部の歯科にみられる歯科インプラント費用を廉価にみせるため必要な処置や装置を提案しない。また反対に必要の無いオプションを付け高額にすることは、一切ございません。

必要な治療と機材を適正な価格での治療計画を示し、丁寧なカウンセリングと患者さんの選択のもとでより良い歯科インプラント治療を行います。

歯科インプラント治療の流れ

大塚歯科クリニックの歯科インプラント治療は治療前のカウンセリング、精密検査後の診査診断、分かりやすく丁寧なコンサルティングを通した、患者さんご自身の意志決定プロセス大切にしています。

1.初診カウンセリング・問診・簡易検査

カウンセリングイメージ

患者さんのご要望を丁寧に伺って、お口の状況を拝見します。患者さんにとって何が最適であるか、大塚歯科クリニックでは第一に考えます。初診で歯科インプラント治療が最適と考えられる場合、患者さんの意志を改めて確認させて頂き、精密検査・治療計画の策定と進めていきます。

歯科インプラントは優れた治療法ですが、歯とからだに負担の少ないブリッジや自費の負担が少なく自然な見た目の入れ歯が選択肢となる場合は、患者さんが歯科インプラント希望でご来院された場合でも、歯科医師として良好な予後の複数の選択肢をお示し、インプラント治療に無理に誘導するような事は致しません。

2.精密検査(歯科用CT・レントゲン検査)

CT・レントゲン検査写真

患者さんがご希望された場合は精密検査(有料)に進みます。大塚歯科クリニックは院内に歯科用CTを完備しており、他施設で CT 撮影することなく歯科インプラントに必要に必要な検査をワンストップで行えます。

3.治療計画の策定

iCAT 画面写真

口腔内検査、レントゲン検査、歯科用CT検査で採得したお口のデジタルデータから3D画像などシミュレーションデータを作成します。この治療シミュレーション・歯科インプラント治療の計画策定には、院長の大塚と日本歯科大学のインプラント科 柳井教授による2人の「目」により、患者さんにとって安全で、もっとも理想的な予後を予測した治療計画をご提案します。

4.治療計画のご説明・本カウンセリング

手術~人工歯の装着

歯科インプラント治療の詳細を専用のシミュレーションソフトで分かり易くご説明致します。その上で歯科インプラント手術を行うか、行わないかを患者さんご自身でご判断ください。

歯科インプラント手術を行う場合はお見積書の作成、また同意書のご記入となります。

5.インプラント一次手術

大塚歯科クリニックの歯科インプラント手術は、手術後インプラントの上部が歯肉上に出ているティッシュタイプと骨と等高の位置・歯肉の中に上部が隠れるボーンレベルタイプの2つの種類を患者さんの状態によって使い分けています。
前者は主に奥歯や充分な骨と歯肉を有する場合に用いて、後者は前歯や見える部分、骨や歯肉が不足しており、人工骨を使ったり患者さんご自身の骨を移植した際に用いることが多い為、このボーンレベルタイプのインプラント体を選択した場合には基本的に2回法となります。このインプラント2回法の目的は術後の細菌感染リスクを減らす点です。顎骨の不足や、歯ぐきのコンディション不良などよくない状態のお口に対して機能性と審美性を保った高品位なインプラント治療を可能とする点ある意味、万能型のインプラントです。

イメージイラスト

2回法の場合、局所麻酔の後歯ぐきを切開します。治療計画に沿って専用のドリルで顎の骨に穴をあけます。ただ骨の厚み・高さの有る所に穴を開けるのでは無く、噛み合う側の歯との噛み合わせを考慮して3次元的に軸方向を決めて行きます。この時にはいきなりインプラント体に必要な深さをドリルするのではなく、軸の変更が可能な6割程度の深さでまず確認し、深度と口径を上げて行きます。この時にも複数の方向から軸の傾きを見る必要があります。ドリリングから埋入まで専用の道具を使い指定されたトルク((通常25~35Ncm)でインプラント本体(フィクスチャー)を顎にあけた穴に埋入します。
大塚歯科クリニックではこの一次手術の際、先ほどご紹介したガイドシステム(オプション)を推奨しています。これは CT データを元に作成される歯科インプラント手術の補助装置(治具)で、勘に頼らないより安全で快適な手術を実現するものです。埋入後にカバースクリューを取付け、切開した歯ぐきを縫合して一次手術は完了です。

6.安静期間

歯科インプラント手術直後は感染症の予防、痛みケアのために指定のお薬を服用頂きます。10日から14日程度で検診とともに抜糸をします。その後、インプラント本体と骨が結合するまで、症例によりますが約3ヶ月〜6か月前後を安静にお過ごし頂きます。
欠損した部分(隙間)はいわゆる「仮歯」は使用しません。特に奥歯など大きな力が加わる部分では、噛みしめや食いしばりがインプラント本体(フィクスチャー)と顎骨の結合の妨げとなるためです。ただし、前歯部などの目立つ部分の隙間は左右の歯(両臨在歯)からインプラントに負荷のかからない方法で、見た目に配慮した歯をお作りしますので、憶することなくお過ごし頂けます。手術後は口腔内ケアが特に大切です。感染や炎症を予防するためにも、定期通院を必ずお守りください。

7.インプラント二次手術

インプラント二次手術イメージ

安静期間後にご来院頂き、歯ぐきを再度切開しインプラント本体(フィクスチャー)が顎骨に固定されたことを専用の機材を持ちいて確認し歯の土台となるアバットメントを固定します。

8.印象・上部構造の製作

アバットメント(歯の土台)の装着から10日~14日ほどで歯ぐきが安定したことを確認し、上部構造(かぶせ物・クラウン)のための型取り(印象)をおこないます。

9.上部構造の試適とセット

インプラント二次手術イメージ

歯科技工所で制作した上部構造(かぶせ物・クラウン)の装着をします。これは試適とよばれるもので審美性の確認だけでなく、咬み合わせを含めた機能性のために大切な総仕上げ工程です。

大塚歯科クリニックでは上部構造の固定に「スクリューリテイン」を採用しています。これは人工歯とアバットメント(歯の土台)を文字通りネジで固定する方法です。インプラント黎明期からの「セメントリテイン」と違い残存セメントによるインプラント周囲炎リスクが無いだけでなく、着脱可能なことから不慮の事故や怪我などでセラミックスが欠けた場合も安全にアバットメント(歯の土台)から取り外すことが可能であると共に、他の歯を失った場合にはブリッジタイプの上部構造にすることで、全ての欠損部分にインプラントを打たず、上部構造だけを変える事で対応できる利点もあります。

10.メンテナンスと定期検診

メンテナンスイメージ

歯科インプラントだからと言ってメンテナンスフリーではありません。長くお使いいただく為にもご案内するインプラントメンテナンスプログラムを受けて頂く必要があります。

また歯科インプラント手術1ヶ月後に検診がございます。これは骨が固まっていく過程で特に重要なものです。その後は、3~6ヶ月に一度、定期検診をお受けください。

インプラント治療のリスク

・歯科用CT診断の結果、歯科インプラント手術が不可能な場合があります。
・診断により人工骨を含めた骨を作る期間が必要となる場合があります。
・食い縛る癖(ブラキシズム)がある方や、既往症や外的要因の要因(糖尿病や喫煙など)により、早期に歯科インプラント不良(撤去)となる場合があります。
・天然歯・歯周組織・上部構造・歯科インプラントの衛生管理を怠ることでインプラント周囲炎が起こり、歯科インプラント不良(撤去)となる場合があります。

インプラントの治療費について

大塚歯科クリニックの歯科インプラント治療費は次の通りです。治療費については治療費一覧のページもご覧ください。

CT撮影・診断料
17,600円 / 1回 (税込)
歯科インプラント 1次手術 242,000円 〜 / 1本 (税込)
歯科インプラント 2次手術 55,000 〜 77,000円 / 1本 (税込)
歯槽骨再生手術(G.B.R.) *必要に応じ 165,000 〜 330,000円 / 部位 (税込)
歯槽骨移植手術(ボーングラフト) *必要に応じ 220,000円 〜 / 部位 (税込)
上部構造 ジルコニアセラミッククラウン 165,000円 〜 / 1本 (税込)
上部構造 メタルセラミッククラウン 176,000円 〜 / 1本 (税込)

※歯科インプラントにはさまざまな種類がありますので、遠慮なくご相談ください。

「医療費控除」について

歯科インプラント治療は、「医療費控除」の対象になる場合があります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費用の合計金額が10万円を超える部分について(200万円までの範囲内)所得税控除を受けられる制度のことです。

医療費控除額=(1年間の医療費の合計額-10万円)×所得税率

必要な書類

  • 医療機関に支払った治療費用の領収書
  • 通院にかかった交通費などの合計金額とそのメモ
  • 源泉徴収票(給与所得者の場合)
  • 印鑑
  • 還付金が振り込まれる金融機関の口座番号

これらを用意し所定の税務署に行き所定の申告書に記入して提出することで、申請が認められれば後日指定口座に還付金されます。詳しくは、最寄りの税務署か国税庁ホームページなどでご確認ください。


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